金沢はオヨヨ書林せせらぎ通り店にて開催された『稀人（マレビト）たち』 出版記念イベントが、
この度東京に巡回します。会場は武蔵小山のブックカフェ「HEIMAT CAFE」。
新作『稀人（マレビト）たち』 の原画展示販売ほか、
Kite村上による製本教室、新装改訂版『みち』の先行販売など新しい企画もご用意しております。
ブックカフェでの展示ということで、お茶を飲みながらゆっくりとKiteの本を楽しんでいただける貴重な機会です。
お誘い合わせのうえ、ぜひお立ち寄り下さい。
 
『稀人たち』出版記念フェア in 東京
Kite Book Store＠HEIMAT CAFE
2016年6月10日（金）- 6月26日（日）
月〜木　11:30〜23:00
金　　　11:30〜24:00
土　　　11:00〜24:00
日　　　11:00〜23:00
＊会場はブックカフェになりますので、展示をご覧の方は1ドリンクオーダーをお願いします。
＊会期中は定休日はありませんが、急な貸し切りパーティが入る場合はサイト、SNSでお知らせします。
 
◎イベント
『村上製本　製本教室』
Kiteの本の製本でおなじみの村上亜沙美が製本教室を始めます。
1回目は様々な製本の綴じ方を体験してその特製や違いについて学び、2回目は上製本ノートを作ります。
製本の基礎や本の構造を学びながらオリジナルノートを作ります。
読むだけではない、本の魅力に迫ります。ぜひご参加ください。

2016年6月10日（金）　17:00 – 20:00
【内側の回】いろいろな綴じ方で本を作る

2016年6月17日（金）　17:00 – 20:00
【外側の回】好きな布で上製本のノートを作る

会場｜HEIMAT CAFE
受付方法｜HEIMAT CAFEにお電話（03-6452-3770）でご予約ください。
受講料｜一講座3,500円
詳細はこちらをご確認ください: asamimurakami.com
 

〒152-0002 東京都目黒区目黒本町3丁目5−6
TEL:03-6452-3770

金沢はオヨヨ書林せせらぎ通り店で開催した『稀人たち』出版記念フェアの
記録写真をFacebookにアップしました。どうぞご覧下さい。
 

石川県金沢市にあるオヨヨ書林せせらぎ通り店にて、
Kiteメンバーによる共作シリーズ第3弾、『稀人（マレビト）たち』 出版記念イベントを行います。
新作とこれまでのKiteの本の展示販売と共に、原画展示、イベント、ライブなど
Kiteの「本」の世界を様々な角度からご覧いただけます。
お誘い合わせのうえ、是非いらしてください。
『稀人たち』出版記念フェア in 金沢
Kite Book Store＠オヨヨ書林せせらぎ通り店

2016年4月22日（金）- 5月8日（日）
11:00-19:00　最終日17時迄 / 会期中無休

◎イベント
『2016年5月7日の稀人たち』 5月7日（土）11:00-17:30

◎ライブ
弾き語り｜スーマー　5月7日（土）18:30開場　19:00開演

オヨヨ書林せせらぎ通り店
石川県金沢市長町 1-6-11
tel/fax: 076-255-0619
mail: oyoyoshorinseseragi@gmail.com

［追加情報　4/24］
現在、開催中のKite Book Store＠オヨヨ書林せせらぎ通り店で店頭で展示、販売しております
MAUの新作『歩く布』の絵を使って作った布は既にいくつか品切れになり、
店頭で売り切れになった柄は受注販売の形を取っております。
ご注文の方法は下の記事〈『歩く布』の布　ご注文方法〉のご確認ください。

横浜の「象の鼻テラス」にて「BOOK STREET vol.2」に参加します。
会場では本にまつわる様々な催しが行われます。ぜひお立ち寄り下さい。

8月5日より、大阪市北区のブックカフェ・ギャラリーiTohenにて阿部海太の個展を開催します。
全作描き下ろしの絵画の展示と、Kiteより刊行された絵本やアートブックの販売を行います。
また、8/8（土）にライブペインティング、8/15（土）にトークショーを予定しています。
ぜひお立ち寄り下さい。

『running water』 @ iTohen

2015年8月5日（水）- 8月16日（日）
12:00-19:00　最終日18時迄　/ 月・火 休廊

EVENT 参加無料
ライブペインティング　8月5日（土）17:00-
トークショー 8月15日（土）17:00-
 

大阪市北区本庄西2-14-18 富士ビル1F
tel:06-6292-2812
mail:ito_hen@skky.info

渋谷ユトレヒトにて開催した『reading like flying a Kite』は無事終了致しました。
25日に開催した「２０１５年４月２５日の本」は、予想を上回るたくさんの方々にご参加いただきました。
お越し頂いた皆様、どうもありがとうございました。

KiteのFacebookにて会場風景の写真をアップしましたので、どうぞご覧下さい。
 

渋谷のアートブックショプ「UTRECHT」(ユトレヒト)にて、
Kite Book Storeが6日間限定でオープン。
カイトが出版するビジュアルブックや写真集の展示販売、
また本にまつわるイベントも開催します。
 

 
① 参加者のポートレイトを撮影します

② いくつかの質問にお答えいただきます

③ 後日、①の写真をもとにカイトが似顔絵を描きます

④ 参加者全員の②の解答と③の似顔絵を1冊の本にまとめます
　（＊お名前は記載しません）　

⑤ 完成後、参加者全員に1部ずつ郵送します

当イベントはどなたでもご参加頂けます。
また、この日は会場にてフリードリンクもご用意していますので、
ぜひお気軽にお越しください。

SUNNY BOY BOOKSでの展示フェア『海太の本と絵』は無事終了致しました。
お越し頂いた方々、どうもありがとうございました。

絵本『みち』それから新作漫画絵本『太陽の息子』は
引き続きお店でお取り扱い頂けることになりました。
ぜひお手に取ってご覧下さい。
 

学芸大学の本屋「SUNNY BOY BOOKS」で開催中の展示フェア『海太の本と絵』。
その展示内企画として、店主の髙橋さんに阿部海太の本を読んでもらい、そこから連想する本を
紹介文の代わりとして一緒に展示して頂きました。
新鮮な視点と深い考察から選書された4冊を、髙橋さんの言葉をお借りしてご紹介します。
 
 
 
 
 
 

「どこまでも続く長い路を歩く2人と、過ぎ行く様々な景色を描いた言葉の無い絵本『みち』。
2人きりで歩くと言えば、イギリスの詩人トマス・スターンズ・エリオットによる長編詩『荒地』
の中によく似た一節があります。

『いつも君と並んで歩いているのは誰だ。
　数えると君と僕だけだが　
　白い路の行き先をみあげると　
　いつも誰か一人、君といっしょに歩いている。
　茶いろのマントで身をつつみ、頭巾をかぶって静かに歩いている　
　男か、それとも女かわからないがー　　
　その君の向こう側にいるのは誰だろう』

彼の詩は後にアメリカで燃え上がるビート・ジェネレーションへの系譜となり、そのビートを
代表する作家ジャック・ケルアックは『On the Road』という有名なロードトリップを書き
遺します。 時を経て、同じくアメリカの現代作家コーマック・マッカーシーも『The Road』
という小説を発表するわけですが、 ここで両者のタイトルの違い、『On』の有無に注目しま
す。「On」が意味するところは、その上に何者かが居るということです。それに対して『荒地
(The Waste Land) 』や『The Road』は無人の荒野を想像させます。 (実際『The Road』
は文明の消失した後の世界を描いています) どこだかわからない世界を2人きりで歩く『みち』。
本作はもしかすると、ちょうどその『On』と『The』の間を旅する新たな路の物語と言えるの
かもしれません。こうして”みち”の物語はまだまだ続いていくのだと思います。」

『エリオット詩集』(世界の詩43) T.S.エリオット著/田村隆一編/彌生書房/1967　
『エリオット詩集』(海外詩シリーズ)T.S.エリオット著/上田 保、鍵谷 幸信訳/思潮社/1975

「絵描きの阿部海太とことばのデザイナー西村祐貴による絵と言葉の会話録『アーリーサマー』。
『日』『水』『風』『火』『夢』5つの現象をテーマに自然の移ろいを描いた今作は、1冊を通
して自然と一体になることへの心地ちよさが感じられます。そんな印象から、ふと羊飼い達の生
活を思い浮かべました。絵の中の人物が羊飼いに見えてくると、今度は見えない絵の先に羊の群
が歩いているような気がしてきます。羊と言えば、イギリスの代表的なロマン派詩人ウィリアム
・ワーズワースの詩集に、『ゆるやかに、一つまた一つ過ぎ行く羊の群』と始まる、イギリス原
風景の美しさを歌った『眠り』という詩があります。『アーリーサマー』にも「今夜はここで眠
ろうか」という言葉がでてきますが、そんな言葉も、どこででも寝てしまう羊飼い達のおおらか
で自由な生き方を彷彿させます。」

『ワーズワース詩集』W・ワーズワース著/田部 重治訳/岩波書店/1966　
 
 
 
 
 
 

「人と人形。その戯れとすれ違いを描いたドローイングブック『TORSO』。TORSOとは頭お
よび手足のない裸身の彫像のこと。 このタイトルからシンプルに連想したのが、ノルウェーの
劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲『人形の家』。 主人公は弁護士の妻ノラ。彼女は夫をはじ
め、周りの人間から猫可愛がりされるほど”大切に”されているのですが、それは結局のところ、
彼女が一人の人間ではなく『人形』として扱われていたということに他なりませんでした。 あ
る事件をきっかけに彼女はそのことに気づき、物語の最後に家を出て行くのですが、『 さよう
なら 』の言葉だけを残してその後は書かれていません。　空っぽだったことに気づいた人形は、
果たしてどこへ向かうのでしょうか。」

『人形の家』H・イプセン著/原 千代海訳/岩波書店/1996
 
 
 
 
 
 

「少し不気味に見えますが、一方さっぱりとした印象も感じさせる『阿部海太ドローイング集』。
絵の間に時おり挟まる制作メモに、『風景と図形の境』という言葉を見つけました。堀江敏幸の
『もののはずみ』は『もの』との出会いにまつわるエッセイ集。自分自身が手にし、所有するこ
と、そしてそれについての文章を書くことで『もの』に命が与えられる様子は、同時に自分とも
の『境』が揺らいでいる様子でもあります。また、小説ともエッセイともとれる堀江氏の作風自
体も『境』を揺るがす表現と言えるでしょう。 一見遠いイメージの2冊の本が『境』を通じて繋
がりました。」

『もののはずみ』堀江 敏幸著/角川書店/2009
 
 
 
 
 
以上の4冊は展示期間中、阿部海太の本と合わせてディスプレイしております。
ぜひ会場でお手に取って頂き、本と本の関わりを楽しんでもらえたらと思います。
展示フェアは3/8（日）まで。どうぞよろしくお願い致します。
 

 

『みち』を置いて頂いている学芸大学の本屋「SUNNY BOY BOOKS」にて、
阿部海太による絵本の展示フェアを開催します。

『みち』の販売と、その原画を含めた絵の展示、
そして最新作、写真家の加納千尋との共著による漫画絵本の販売を行います。
また、Kiteより出版されたその他の本もあわせて紹介させていただきます。
 
 
「SUNNY BOY BOOKS」は、小さくて広い、不思議な本屋です。
その書架はまるで木々のようです。
木に生る実のひとつとして、絵を飾ります。
ぜひお立ち寄り下さい。